2024/01/10 14:04


「寒じめ」は、収穫間近になった菜っ葉をわざと寒さに当てる栽培方法です。外の気温が5℃以下になる時期に、ハウスを徐々に開放しながら10~14日間寒さにあてます⁝( ‘ᾥ’ )⁝

最近の研究から、地温が8℃以下になることで植物の給水能力が低下して、糖度が高まることが分かってきました✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。✰⋆。:゚・*☽:゚・⋆。


 「寒じめ」することによって、葉は凍りつかないように水分を少なくし、糖分をため込むことから甘みがupしてうまみ成分であるアミノ酸含有量やビタミンCもupします。

これらの効果は、「寒じめ」する日数が長くなるほど高まります

寒締めほうれん草の特徴として…

ほうれん草は、冬採りは夏採りに比べビタミンCが3倍多くなるほど栄養価が増します(五訂日本食品成分表)。

えぐ味の原因となるシュウ酸の含有量は、地温低下により代謝が少なくなることから減少します。

 ほうれん草は、「寒締め」すると株がやや開いた状態になり、葉肉が厚くなりますが、その程度は品種によって様々です( ¨̮ )

例えば、「ちぢみほうれんそう」ともよばれる品種「朝霧」などは寒締めの前後から若干平たい形、立ち性の品種は立ち性のまま糖度が高まっていきます。

なので「寒じめほうれん草」とは形によるものではなく、糖度などの内部の品質によるもので、生産者の「寒締め」管理が問われるものということになりますね(◍ ´꒳` ◍)

ほうれんそうがしっかりしてる〜

でも、イイお値段ですこと…。